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2015年03月18日 (水) | Edit |
任天堂とアップル、明暗を分けた自負と野心
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO84448450W5A310C1X13000/
ファミコンも、ゲームボーイも商品サイクルの末期に有力ソフトが登場し、復活した歴史があるからだ。任天堂が再び輝くには結局、そうした強みに頼るしか道はない。だが、同社の人気キャラクター、マリオの生みの親で、トップ工業デザイナーの宮本茂専務は「オンラインは逃げ」という職人気質の開発哲学を持つ。ゲームの面白さそのものを追求するため、あえてネット展開を遅らせた。だが結果、ネットゲームを開発したい有望な若手技術者が流出した。アップルは携帯音楽プレーヤーであるiPodに電話機能を付けるという業種を超えた発想の自由さが、その後のiPhoneの飛躍のきっかけを作った。同じように、任天堂でもゲームボーイ時代からゲーム機を携帯電話と融合させる構想が現れては消えたという。お年玉で買える範囲の端末の価格設定、月額課金の仕組みは基本使わないといった、親に嫌われないためのおもちゃ会社としての哲学が経営を縛ったのだ(中略)規模を求める野心の差が両社を分けた。デザイン力を生かす組織も実績を持つ任天堂ですら急速に拡大するアップルの勢いにのみ込まれた。業種の壁を破壊して広がるデザイン資本主義の世界ではデザインを売り切る経営の総合力がなければ勝者にはなれない
ニンテンドーはユーザーのニーズの読みを失敗している。Wii Uなどという中途半端なものは欲していない。PS4のような強力なWii 2を欲しがっている。さらにスマホゲームへの展開を決めたのだが、これがアダとなって既存機種のゲームが売れなくなる可能性が高い。その点、アップルの柔軟性はすばらしい。Macだけ作っていた過去と決別し、音楽を変革し、携帯電話を変革した。